風邪相変わらず。
仕事休む。
昼はパン。
昨日HDDで録画した
『シベリア超特急』を観る。
いろいろとつっこみどころはあるし
ラストもめちゃくちゃ。
でも、好感がもてる。
初めからB級を狙った映画ではなく
マイク水野は大真面目に撮っている。
大真面目に撮って、これが完成した。
マイク水野は僕たちの常識というものを
ぶち壊したような気がする
映画の基本ルールなんてものを
初めから無視しているような。
マイク自身は既成の概念をぶち壊そうとか
そういう高尚な気持ちはまったくなく
ただ撮りたい映画を撮って
どうしても自分が山下将軍を演じたかったから
この映画ができたんだろう。
けれど、結果として
この映画は映画の常識をぶっ壊した
ラストのどんでん返しは
まさに反則のど真ん中をやっている。しかも堂々と。
北野武が『その男、凶暴につき』で
既成の概念を壊したと言われているが
『シベリア超特急』の破壊力の足元にも及ばない
水野の演技はもちろんひどいし
編集も音楽もめちゃくちゃ
けれど、それがひとつにまとまると異常なパワーを生む
観た後はなぜかさわやかな風が心に吹いた
マイク水野公式サイト