面影草紙



カテゴリ:風俗の世界( 1 )


池袋の看板持ちのおっさん

10代の後半から20代前半まで
いろいろな仕事をしてきた。
バニーガールパブから始まって、ピンサロ、SMクラブ、スカウト・・・
SMクラブでは3年ほど働いたのでいろいろと思い出もある。
こういう仕事をやって得たものも多いが、失ったものもかなりある、と思う。
でも、基本的にはこういう世界の住人が好きだし、集まってくる人間たちも好きだ。
だから、続けられたんだろう。
みな、優しい人間だったな、と思う。

池袋に
名前は忘れたが福岡から出てきた看板持ちのおっさんがいた。
背は150センチくらい。角刈り。眉毛が濃い。
会話の語尾に「・・・だっち」とつけることがあった。
頭が少し弱い人で、いつもヘラヘラと笑っていた。

おっさんが看板を持って立っていた場所には
ほかにも居酒屋の呼び込みやカラオケの呼び込みが多い。
彼らは高校生や大学生が多く
真っ黒に日焼けして真っ白に染めた髪の毛を誇らしげにして
バイト仲間とつるんでバカ笑いをしていた。

看板持ちのおっさんは、当然の結果とでもいうべきか、彼らにいじめられた。
高校生や大学生にからかわれて、少し離れた場所で
女の子たちは笑ってそれを見ている。
あのころ、池袋のあの場所では、毎晩のように見られる光景だった。

おっさんは顔に垢が浮いていた。
たまにぼくにタバコをせがんだ。
福岡に住んでいたころの思い出話をしてくれたこともあった。
内容は忘れた

おっさんは昼から終電終わりまで看板を持っていた
日給五千円。

「一度、店に遊びに来てや」
何度か誘われたが、一度も行かなかった。

彼が案内している店はボッタクリで有名な店だった。

いつのまにか、看板持ちのおっさんはいなくなっていた。
その店の店長が歩いていたときに訊いた。
「金持ってバックレたよ」

久しぶりに池袋を歩いたら
あの場所はそんなに変わっていなかった。
カラオケの呼び込みをしているバイトの兄ちゃんたちは
だるそうにしながら仲間と話をしている。

ボッタクリの店はなくなっていて
小奇麗なバーになっていた。

そのバーで気取って飲んでいる女どもにはわからないだろうな
昔、その場所はボッタクリの店で
男はだまされ、女は金のためになんでもしていた場所なんだ。

ザマアミロ!!
意味もなく心でそう思った
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by beetle-kids76 | 2005-08-30 11:19 | 風俗の世界


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