面影草紙



カテゴリ:プロレス・格闘技( 12 )


佐々木健介という生き方

11時40分発の新宿行きのバスで、さらば大阪。
いつまでもいつまでも大阪にいてホルモン食ったりダラダラしていたかった。

車中プリンセスプリンセスの「ハイウェイスター」など聴きながら。



帰宅後すぐにHDDに録りためた番組のチェック。
「ガキ使い」「ハロプロ」「やりすぎコージー」「報道特捜プロジェクト」など。

そして、
なんといってもプロレスリングノアの東京ドーム大会。

スポーツ新聞などの見出しなども見ないようにして楽しみにしていた。

小橋VS佐々木健介。。。

ぼくは10年以上前、新日本プロレス信者だった。

長州、藤波がいて、「天才」武藤、「破壊王」橋本、そしていまや「黒いカリスマ」の蝶野がいた。
そのとき佐々木健介は馳浩とタッグコンビを組んでいて、人気を博していた。

ところがいつのころからだろうか。佐々木健介が「しょっぱい」レスラーの代名詞になったのは。
くそまじめで試合も一直線。観ていても試合展開が同じだから飽きてしまう。あのころの佐々木健介は、ほんとうに苦しかったんだろう。

健介といえば、個人的な思い出がある。
新日本プロレスのオフィシャルショップが六本木にオープンすることになり、オープン当日にぼくはイベント目当てで並んだことがある。
開店の3時間前くらいに六本木に着いてしまったためブラブラしていたら
佐々木健介の車が目の前を走ったではないか。ぼくと友人は、いきなり健介の車を追いかけた。
しばらく走ったら車は止まり、ウィンドウがおりた。
運転席に座っている健介がニコニコしてぼくらをみた。
言葉を少し交わした。
やさしさがにじみ出る笑顔だった。

健介の優しさやまじめさは、レスラーとしての成長を止めてしまったのかもしれない。
武藤や蝶野など人気者たちのなかで、健介に光は当たらなかった。
ファンから見放され、まさにどん底を見てきた健介。
このあたりのことは北斗のブログをぜひ読んでほしい。

そんな彼がノアのドーム大会のセミファイナルに堂々と入場してくる。
小橋と向かい合い、チョップを打ち合う。
ラリアットをぶつけ合う。
激しくぶつかり合う戦い。けれど、そこに悲壮感はない。
激しくも明るいプロレス。
皮肉にも馬場さんが目指したプロレスを
長州力の弟子であった健介が体現しているのだから、プロレスはおもしろい。

格闘技が、よりシビアな戦いの方向にむかっている。
結果、悲惨な試合も増えている。
桜庭がつくりだした「明るい」世界はもうそこにはない。

ぼくらは、もう一度だけプロレスが与えてくれるロマンに酔いしれてもいいのかもしれない。
そのきっかけを、健介vs小橋は与えてくれた。
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by beetle-kids76 | 2005-07-19 23:52 | プロレス・格闘技

橋本vs藤波へ。あのころのプロレスに。

読売テレビの仕事。ひきつづき夏の特番。
仕事中ネットをしていたらとんでもない記事が。
橋本真也、死亡

あまりに突然の出来事の呆然。18時まで働いて原チャリで帰宅。
自宅までの40分ほど、橋本のことを想った。


悲しみやショックはなかった。最近は団体内でのゴタゴタや橋本自身のスキャンダルもあり、決していいイメージはなかった。
それでも、ぼくは、橋本の試合を次々と思い出し、懐かしんだ。

橋本といえばやはり小川直也との一連の試合が有名だろう。少し古くなるとトニーホームとの異種格闘技戦も忘れられない。

が、ぼくが忘れられないのは平成6年4月4日広島グリーンアリーナ大会のIWGP戦。チャンピョン橋本、挑戦者藤波。
グレートムタから奪取したベルトを武藤パワーウォリアー(佐々木健介)、蝶野ノートンらをあいてに防衛。そのころの橋本はまさに無敵かと思われた。そして、5回目の防衛戦の相手が藤波。そのころの藤波は決して強くなかった。全盛期の輝きもなかった。その藤波が挑戦というのは唐突な印象があった。
ところが、結果は藤波のグラウンドコブラツイスト。
e0021054_20523843.jpg
ロープ際で決まったこの技を外すことはできずに、橋本は3カウントをきいた。
翌月、5月1日福岡ドーム大会で藤波の初防衛戦がおこなわれた。相手は橋本。たしか当時の橋本のコメントでは「あんな技で勝つのはチャンピョンじゃない」とか言っていたような。
その福岡大会では藤波のいいところはまったくなく6分ほどであっさりと橋本が勝った。

この二つの試合、内容がいいわけでもないのだが、ぼくの心には残っている。
思えば、ほくがプロレスに対して一番熱かったのはあのころだろう。そして、そのころ最強をほこっていたのが橋本だった。

最近の橋本はさびしい印象しかなかった。いろいろな方面から絶縁もされたのだろう。肩の怪我もある。思うようにならない自分の試合。苛立ちやあせりもあったのだろう。新日から独立して旗揚げした自身の団体からも身をひいた。橋本、どうしちゃったんたよ。あまりにもさびしいし悲しい。
破壊王の文字がむなしく霞む。

これから橋本はどこに行き、なにをしようとしていたのか。

もし新日にあがったとしても、結果的には噛ませ犬になったような気がする。それでは、ハッスルか。小川と二人で腰を振って「ハッスハッスル」。それで満足していたのか。

今日はプロレスビデオをひっぱりだして橋本の試合を観よう。

ご冥福をお祈りします。
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by beetle-kids76 | 2005-07-11 20:55 | プロレス・格闘技


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