面影草紙



カテゴリ:映画( 32 )


少林寺三十六房

9時起床。

昨夜録画分の「浜ちゃんと!」観る。
ゲストのV6三宅と長野。
グルメレポーターばりの長野、食べ物を前にするといいキャラに。
そのテンション、いい! ジャニーズ初のグルメレポーターを目指してほしい。

仕事。
ぼくのほうはまったくテンションあがらず。
胸の動悸止まらない。
なるべく笑顔で。なるべく、なるべく。

帰宅。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」
食わず嫌い 高嶋政伸と黒柳徹子。
徹子さん、とんねるずを軽くあしらいながら、わが道をいく。
古きよき時代のNHKで育った「コメディエンヌ」にかなう若手タレントはいない。

オークションで落札した
「少林寺三十六房」を見る。
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清王朝の将軍に親友や家族を殺されたリューユウダが、少林寺にたどり着き、三十五ある房で修行をしていく。7年かけて卒業を認められたリューは、打倒清王朝へ向かう。

ストーリーは単純明快。けれど、観ていてまったく飽きない。ストーリーの構成が、大きく三つにわかれていて、序盤は清王朝に友人や家族を殺され、反抗しようにも力及ばず、とにかく逃げまくる。武術よりも勉学をしてきたリューでは、まったく敵わない。
 足を切られ、ボロボロになりながらもなんとか逃げることができる。
 中盤は、少林寺での修行。三十五ある房で、さまざまな修行をしていく。そこで、リューは目を見張るような早さで力をつけていくことになる。
 終盤はいよいよ清王朝との戦いだが、町におりたリューが一般市民をひとりふたりと仲間にしていく。まるでロールプレイングゲームのよう。酒をあびるように飲んでいる男や、町の鍛冶屋などを仲間にしていくシーンはとても面白い。
 全体的にユーモアもあり、すごく見やすい映画だった。
 
これでまた「キルビル2」を観たくなった、ぞ!
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今夜の番組
TBS「GORO’S BAR」ゲスト牧瀬里穂 「いまでも改札で待ってます」←嬉しいセリフ
フジテレビ「ディベートファイトクラブ」
日テレ「燃えよ!カンフー」
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by beetle-kids76 | 2005-10-13 23:57 | 映画

歓びの毒牙

ダリオ・アルジェントの処女作
「歓びの毒牙」を観る。

「サスペリア」ほど濃い映画ではないが
随所にアルジェント独特の映像が見られた。

作家のサムは、ガラス張りの画廊で二人の人間がもみあう姿を目撃する。
駆け寄ると、黒いコートに黒い帽子の人間は逃げ、白い服の女が
腹から血を流して助けを求めていた。
サムは、目撃者でありながら、容疑者扱いされ、しだいに自ら捜査に乗り出す。
現場で、サムは「なにかを見た」のだが、それが何だったか思い出せない。
その「なにか」が事件のトリックとなる。
この手法は「サスペリア2」でも使われている。

捜査をすすめるなかで、サムとサムの恋人は脅迫をうけ
何度となく危険な目にあう。
その間には、次々と被害者は増えていく。
やがて、サムたちは脅迫電話に残された奇妙な音の正体をつきとめる。
「水晶のような羽を持った鳥」を求めてサムたちは動物園に向かい・・・

犯人の意外性はあまりないし
トリックの独自性もない。
けれど、この作品に魅力を感じるのは
アルジェント流の美的センスであろう。
「サスペリア」で究極の形をなしたアルジェント映像が
この処女作で誕生していたという点では、やはり記念となる作品であろう。

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by beetle-kids76 | 2005-10-10 22:20 | 映画

KILL BILL2  

タランティーノ作品のなかでは
『ジャッキー・ブラウン』が一番好きだ。
大人の男女の情感を、ゆったりと静かに描いていた。
タランティーノは、ドンパチだったり男たちの喋りばかりがクローズアップされるが
本来はそればかりの人ではない。
むしろ、しっとりとした物語にタランティーノの実力が発揮されていると思う。

さて、『KILL BILL1』は、まさにドンパチが多い映画であった。
それはそれで面白い。
けれど、ぼくが観たかったのは2のほう。
2が観たいから1を観たようなものだ。

公開されてからだいぶ時間が経ってしまったが
「観たい」という気持ちがマックスになったときにこの作品は観たかった。
それが、今日だ。

物語のエンドロールが終わるまで
目が離せなかった。
改めて思ったのは、タランティーノは実に丁寧なつくりをする監督だ、と。
ひとつひとつのカットもそうだが
自分の想いを画面の乗せて、じつに丁寧に作品として仕上げていく。
役者も監督もずさんなつくりをしているように感じてならない昨今だが
タランティーノのような監督がいるのは財産だと思う。
ぼくは決してタランティーノフリークではない。
『ジャッキーブラウン』以外は、好きな作品はない。
けれど、嫌いになりきれないのがタランティーノ作品の魅力なのだろうか。

ゴードン・リューのもとでの修行シーンは嬉しいことばかりやってくれているし
ダリル・ハンナとの戦いも良かった
これは1でもそうだったが、狭い室内での二人の戦いを描くのが
非常にうまいと感じた。

クライマックスは、デビット・キャラダイン。
どのように結末をもっていくのかと思いながら見ていたが
物語の最後の最後で、ウルッとしてしまった。
まさかタランティーノ作品で泣けるとは思わなかった。
まさに2は、ラブストーリー。
幸福感に満ちた作品。
素晴らしい作品に出会えた。

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by beetle-kids76 | 2005-10-07 22:39 | 映画

サスペリアpart2

7時起床。
朝からダリオ・アルジェント監督の「サスペリアpart2」を観る。

映画の冒頭
子供の足元に落ちるナイフ。
クリスマスに起こった事件を暗示させつつ物語が始まる。

登場人物は多彩だ。
ピアニスト、事件記者、超能力者、霊能者、童話作家、元女優・・・
そして、やっぱり彼らは次々と無残な殺され方をするわけで。
「サスペリア」に比べると、オカルト風味は少ない。
むしろ、犯人探しに熱中する主人公と
証拠隠滅をはかる犯人とのサスペンスに重点がおかれている。
また、主人公と行動をともにする女性記者とのロマンスは
ユーモアを交えてすすんでいく。
二人の物語がこの作品に必要かどうだったか。賛否分かれるだろう。
が、アルジェント流の様式美的な恐怖は失われていない
廊下の不気味な絵、子供の歌声、首をくくる人形、壁に隠された絵、閉ざされた部屋・・・
陰のあるイメージの連鎖はやはり見事だ。

個人的に
「サスペリア」よりもドキッとするシーンや気味の悪いシーンが多かった。
この年になって
「恐いシーン」を頭にうえつけられるとは・・・
もう一度見返したくなるのも、この映画の特徴。
見返さずにいられなくなる。
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by beetle-kids76 | 2005-10-07 10:29 | 映画

サスペリア

午前8時起床。
昨日買った「葉っぱのミルク」と豆乳。
青汁よりも葉っぱの味がしないので、飲みやすい。抹茶を雑草臭くした感じw

出勤。
テレビ東京の仕事。ひきつづき。
進展のない仕事に、苛立ちがつのる。
たまらない。

まっすぐ寄り道せずに帰宅。

今日日テレの午前10時から「なるとも!」が関東で放送開始された。
大阪では人気のある番組で
ぼくは大阪に滞在すると必ず見ていた番組。
なんといってもメッセンジャーの黒田有が毎週見れる番組だ。
毎日録画だな、こりゃ。

昨日、ダリオ・アルジェント監督の『サスペリア』を観た。
この作品はいつか観なければならなかったけど
なかなか億劫そうな作品なので観る気がしなかった。
ようやく最近になって観たい気持ちがフルになったのでレンタル。
んで観てみた。
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物語は雨の空港から始まる。
暗い夜道を走るタクシー。
浮かび上がるバレエ学校の宿舎・・・
始めから陰鬱な雰囲気がひしひしと伝わってくる。
ある者はガラスをつきやぶって死に
ある者は盲導犬に噛み殺される。
次々とまわりの人間が変死していくなかで
主人公はバレエ学校の謎をつきとめたのだが・・・

ダリオ・アルジェントの偏執的なカットの数々。
ガラスや鏡をうまく使い
幾何学模様の廊下、ステンドガラス、絡まるワイヤー、無数の蛆虫・・・
これでもかというくらい陰鬱にさせる作品だ。
しかし、この作品の魅力は
その陰鬱さにあるアルジェントの美的センスの良さにある。
登場人物の死に方も、歪んだ「美」を感じる。
そして、特筆すべきは、ゴブリンの音楽。
不規則な音階、不気味な女のコーラス・・・
ゴブリンの音楽がなければこの作品は傑作にはなっていなかったかも!?

物語はやはり雨で終わる・・・
ひとつの謎を残して。
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by beetle-kids76 | 2005-10-03 20:25 | 映画

KILL BILL

10時起床。
昨日録画の「やりすぎコージー」
ケンコバ、サバンナ高橋、絶好調。
矢作の話、もう少し活かしてほしかった。
「サンデージャポン」 追っかけ再生。阪神優勝。杉村大蔵議員ネタなど。
テリー伊藤「社会人の26歳はもっとしっかりしている」という発言。
そっかー???テリーはサラリーマンと付き合いあるのか?

午後からひばりが丘の「ゆパウザひばり」へ。
入場料400円
サウナ300円

薬用風呂、電気風呂、ジェット風呂各種、サウナなど。

風呂あがりにフルーツ牛乳。ぐびぐび。
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マツモトキヨシで青汁購入。

バイクの洗車。

16時に帰宅。
「プライド武士道」を。
五味VS川尻は結果わかっていても鳥肌たちまくり。
やっぱり歴史に残る試合だった。

昨日「KILL BILL」を観た。
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とりあえず、観終わってからの率直な感想は
タランティーノはやっぱり足フェチだっ!!!と。
゜フロムダスクティルドーン」でジュリエット・ルイスの足の指を視姦するタラちゃんは
演技の目ではなかった。
今回も、明らかに足フェチカットがありました。
ウマ・サーマンがプッシーワゴンに乗って足を伸ばしているシーン
あのカット、ただウマの足の裏が撮りたかっただけに違いないW
それからゴーゴー夕張が階段から下りてくるシーン。
あのカットも完全にタラちゃんの視線カットだと思う。
ま、ぼくも同じような趣味なんで満足だったけどww
まぁ、いろいろと見所あるけど、ぼくはタラちゃんの足への想いがわかったので
それだけで満足です。
デビット・キャラダインの出番は少ないけど
それは2の楽しみですね。

今夜は「サスペリア」を観よう。


今夜の番組
日テレ「中井正広 ブラックバラエティ」ダジャレ商品
日テレ「ガキ使い」
フジテレビ新番組「週刊人物ガイド スタ☆メン」 爆笑問題 阿川佐和子
日テレ「ノア中継」KENTAvsSUWA
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by beetle-kids76 | 2005-10-02 18:01 | 映画

シンシティ グリム キングコング

今日は待ちに待った「シンシティ」の初日。
敬愛するロバート・ロドリゲス監督作品。
7時に起床する予定だった。が、寝坊して8時に。
あわてて有楽町に向けて出発。

丸の内ルーブルにはもうすでに列が。
けれどまだ余裕ある。
ぼくの後から続々と人が来て長蛇の列。
並んでる客層は、めちゃくちゃ
中年の夫婦や秋葉系の人たちが多い。
そして、なぜか80歳くらいのおじいちゃん!!!
シンシティ見たかったのかな・・・

今日は映画の日ということで千円。
前売りを使うのがもったいないので当日券を購入。
前売り3枚持っているからあと三回観れるぞ。

さて、映画の感想はあと二回ほど観てから書こう。
とりあえずデヴォン青木asミホ ミッキーロークasマーヴ、はかなりよかった。
あ、あとなんといってもイライジャ・ウッド。ザ変態。
指輪の旅をした人間が頭おかしくなったのかwww

最新作の予告では、「ブラザーグリム」が最高だった。
監督のテリー・ギリアムは「未来世紀ブラジル」や「12モンキーズ」のようなSFと
「バンデットQ」や「バロン」のようなファンタジックな話を得意としているが
今回の「ブラザーグリム」はゴシックファンタジーの趣。たまらない世界観。
12月はPJことピータージャクソンの「キングコング」が公開。
10月にロドリゲス
11月にテリーギリアム
12月にピータージャクソン。
年末にかけてすごいラインナップだ!!
とりあえず「ブラザーグリム」の前売り購入。
なんか変な特典ももらった。
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新宿に寄り携帯電話のアンケート。
図書券千円ゲット。

夕方、高校時代の友人Yと焼肉へ。
プロレス界の現状
シンシティの感想
フィギュア話など。
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ツタヤで「KILL BILL」とダリオ・アルジェント監督の「サスペリア」をレンタル。

今夜の番組
テレビ朝日「草野キッドSP」草野仁VS只野仁
テレビ東京「やりすぎコージー」 都市伝説2 ケンコバ・サバンナ高橋・矢作謙etc
テレビ朝日「東京ダイナマイト」日比谷ライブ
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by beetle-kids76 | 2005-10-01 19:46 | 映画

片腕ドラゴンと空飛ぶギロチン

午前8時起床。
ネットをチェック。
はなまるマーケット 福岡から中継 ゲスト渡辺徹
二度寝。2時まで。
赤いきつねで昼食。
また一時間寝る。

以前録画しておいた『片腕ドラゴンと空飛ぶギロチン』を観る。
面白い。
ジミーウォンの映画を観るのは初めて。
空飛ぶギロチンというくだらない(愛すべき)発想がいい!
インチキくさい各国のキャラクターたちも味がある。
とくに日本人?のようなキャラクターは、なんだか笑える。
ラストも余韻を残さず、スパッと終わらせる。
楽しかった。


Kさんの友人が風俗店をオープンさせるとのこと。
アドバイスがほしいということで、吉祥寺へ。
彼らはまったくの未経験者なので
業界の苦労がわからない。
いろいろと説明。
ぼくも昔働いていただけで今の業界事情はよくわからないけど。
参考になったんだろうか。

Yさんが合流。
いせやでビール。
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Yさんとは久しぶり。
元気そうだ。

冷やしトマト
焼き鳥
もつ煮込み
しょうが焼き
冷奴

一時間くらいしか飲めなかったけれど
ジゴロ、アキラスカイウォーカー、KY様の話。
立川は笑いが絶えない。
いつも笑える話題がたくさんある。
あーおもしろかった!



今夜の番組
テレビ朝日「タモリ倶楽部」姓名のこと
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by beetle-kids76 | 2005-09-30 23:04 | 映画

デビット・キャラダイン&シックスペンス・ノン・ザ・リッチャー

木曜日26時ころ
うしみつショー枠で「燃えよ! カンフー」の再放送を録画していたので
第一話「枯れた心が情に萌えた」を観る。
1972年、アメリカで放送されたドラマ「燃えよ! カンフー」のセカンドシーズン。
ファーストシーズンを見逃しているので、セカンドシーズンから観て
ストーリーについていけるか不安だったが、その心配は無用だった。
基本的には一話完結らしい。
主演はデビッド・キャラダイン
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なんか聞いたことある名前だと思っていたら
クエンティン・タランティーノ監督の「KILL BILL」に出演している。
しかもBILLの役で。まだ未見なので、早く観ないと。
「燃えよ! カンフー」という題名のわりにはカンフーシーンは迫力ない。
けれど、この迫力のなさが、このドラマのポイントなのかもしれない。
デビッド・キャラダイン演じるケインは東洋哲学的な思想を持っている。
そのため、ケインと登場人物との問答のようなやりとりが、面白い。
ケインは決して戦いを好むわけではなく、静かに哲学をしているような男だ。
ドラマ全体は、静かにすすんでいく。
肝心のカンフーシーンはストップモーションを駆使して
派手さはないが、ケインの思想にかなった戦いのように見える。
デビッド・キャラダイン。いい俳優に出会えた。

昼は久しぶりに自宅でスパゲティ。

午後はネットサーフィン。
NTTドコモのCM「誕生日お祝い」編に使われている音楽が気になっていたので調べる。
シックスペンス・ノン・ザ・リッチャーの「KISS ME」。
彼らのオフィシャルホームページではだいたいの曲がフル試聴できる。すごい!!
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ベッドでゴロゴロしながら、うたたね。
三ヶ月前にKさんから借りた「シークレット・ウインドウ」を観る。
原作はS・キング。彼の原作の映画といえば「スタンド・バイ・ミー」「ミザリー」が有名。
ぼくは「ペット・セメタリー」が好きだけど。
「シークレット・ウインドウ」はストーリー前半くらいで
なんとなく結末が読めてしまう。
ストーリーを重視して観ると、つまらない作品かもしれない。
むしろこの映画を支えているのは、主演のジョニーデップの演技だったり
舞台となる山荘の空気、あらゆる小物たちであろう。
それらがひとつにまとまって、映画全体を陰鬱に、しかしテンポのあるものにしている。
傑作ではないし、個人的には好きな映画とはいえないけれど
ジョニーデップファンならお勧め。
監督曰く、「この映画には、ある意図がある」というが。
いろいろと意味深な表現はあったけど、どれほどの深みがあるのか。

夕方から深い眠り。
意識遠のいて、現実と夢との区別が一瞬つかなくなり
かなり慌てていた。

明日はプライド武士道。
有明コロシアム。
台風直撃。


今夜の番組
「やりすぎコージー」総集編
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by beetle-kids76 | 2005-09-24 19:02 | 映画

いまだからこそ、寅さんに酔いしれる

大阪に滞在中
宿の部屋にいるときはずっと映画を観ていた。
ぼくがいつも利用している安宿には
ビデオレンタルサービスがあり、いろんな映画を無料で借りることができる。

そこで久しぶりに『男はつらいよ』シリーズを二作品観た。
一本目は『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』
二本目は『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』

シリーズ11作目にあたる『寅次郎 忘れな草』は
浅丘ルリ子演じるリリィが初登場した作品だ。
『男はつらいよ』シリーズのなかでも傑作といわれている。
この作品、名シーン、名セリフが非常に多い。
ドサまわりの歌手をしているリリィと寅次郎が初めて言葉を交わすシーン。
寅次郎が机のうえにバックやらレコードやらを置いて商売をしているところに
リリィがふらっとやってきて言う。
「さっぱり売れないじゃないか」
寅、リリィの言葉を受けて笑いながら
「お互いさまだろ」
このシーン、このセリフだけで二人がどんな仕事をしていて
同業者に対する優しさみたいなものを感じる。
とてもすばらしいシーンだ。
それから二人はなんとなく一緒に歩き始めて
「自分たちはあぶくみたいなもの」とリリィが言うと
「それも上等なあぶくじゃねぇなぁ。風呂のなかでした屁みたいなもので・・・」と寅が言う。
二人の人生観が一致していることがわかる。

ほかにすばらしいセリフがたくさんあるが
リリィを演じた浅丘ルリ子の表情の素晴らしさも見逃せない。
寅さんが寅屋の面々にいままでの恋の遍歴を語っているときに
リリィがみせる寂しそうな表情。
酔っ払って寅屋にやってきたリリィが寅さんと口論になり
寅さんの手を振りほどいて出て行くリリィの口惜しそうな、やりきれない表情。
それから寅さんと一緒にいるときのとても幸せそうなリリィの表情。
リリィの感情豊かなキャラクターがより一層にひきたっている。

二本目に見たのは『花も嵐も寅次郎』
沢田研二と田中裕子が出演。
寅次郎はジュリー演じる三郎青年の恋の指南役となっている。
ここでは寅さんは完全に脇役。
動物園のチンパンジーの飼育係をしている三郎と
デパート勤めしている蛍子の恋の行方がストーリーの中心になっている。
まったく違う環境にいる彼らだが、共通しているのは「恋に不器用」なところ。
「恋に不器用」というフレーズは氾濫しているが
この二人の不器用さには好感がもてる。
とくに三郎青年はせっかくのデートをしても
チンパンジーの話ばかりしていて蛍子は困惑してしまう。
そのことを寅さんに相談すると、寅は言う。
「会うまでは、あんなことを話そう、こんなことを話そう、といろいろと考えるんだ。
でも、実際に会うとそんなことは全部忘れちゃうんだよ」
というようなことを言う。
若い二人の恋の行方を見守っている寅さんだが
ラストシーン、やっぱり寅さんが映画を締める。
三郎青年と蛍子が結婚するとさくらから聞いた寅さんは
さくらに言う
「俺なんかが心配しなくても、うまくいってたんだな・・・・
やっぱり二枚目はいいなぁ。ちょっぴり妬けるぜ」
出て行く寅さんを見つめるさくらの表情もいい。


『男はつらいよ』の監督山田洋次は、素晴らしい監督だと思っている。
正当な評価がされにくい監督かもしれないが
ハナ肇とコンビを組んだ『馬鹿が戦車でやってくる』や『懐かしい風来坊』など
松竹喜劇はやっぱり面白い。

『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』はお勧めです
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by beetle-kids76 | 2005-09-21 20:11 | 映画


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