面影草紙



悪魔が来たりて笛を吹く

今日はフジテレビの深夜番組の仕事。資料集め、取材など。

今日は原チャリで六本木まで。帰りはさすがに疲れた。

大阪から帰ってきてまだ一日しか過ぎていないが
また早く大阪に行きたい。大阪のことばかり考えている。

仕事をしたくない病が始まった。
とてつもなく仕事をしたくない。
一日ずっと部屋のなかにいたい。
暗中模索。


大阪で斉藤光正監督の『悪魔が来たりて笛を吹く』を観る。
どういうわけかビデオレンタルもDVD発売もされていないので
観る機会がなかった作品だ。
宿泊していた宿に無料ビデオレンタルサービスがあって
テレビから録画した『悪魔が来たりて笛を吹く』のビデオがあったので
借りて部屋で観た。

『悪魔が来たりて笛を吹く』は横溝正史原作、角川春樹制作による映画。
もちろん金田一耕助が登場する。

ぼくにとって金田一映画の原点は篠田正浩監督の『悪霊島』だ。
小学校五年生のとき、土曜洋画劇場の予告で『悪霊島』の予告を観たとき
体じゅうに震えがはしった。
暗い映像のなか、着物を着た女が二つの骸骨を持っているシーンや
野良犬が人間の手首をくわえて砂浜を走っていくシーン。
どれも暗い映像で、見てはいけないようなものを見た感じがした。

じつはこの宿に『悪霊島』のビデオもあって
久しぶりに観たのだが、がっかりだったので
詳しいことは書かないでおく。


その『悪霊島』を原点として、中学一年のころにぼくは金田一映画を観まくった。
『犬神家の一族』『悪魔の手毬歌』『獄門島』『女王蜂』
そして『病院坂の首くくりの家』・・・。

多感なころに次々と金田一映画を観て育ったぼくは
e0021054_21502586.jpg
金田一=石坂浩二で、ほかの役者が金田一を演じてもそれは金田一ではないと思っていた
『悪魔が来たりて笛を吹く』の金田一耕助は、西田敏行が演じている。
そのため、この映画に対してまったく興味をもっていなかった。

こういう機会でもないと観ないかな、と思い期待しないで映画を観始めた。
が、どうしてどうして自分の好みにぴったりの作品だった。
映画全体の完成度からしたら
やはり市川崑監督の金田一シリーズには劣るが
ひとつひとつのシーンの強烈度は斉藤監督が勝っているのでは、と思う。

市川監督の映像は美しいが、時にその計算された美しさが
鬱陶しく感じてしまう部分もある。
斉藤光正監督のほかの作品を観ていないので、なんとも言えないが
『悪魔が来たりて笛を吹く』に限っていえば、
構図も不安を感じさせるシーンが多かった。
計算というよりもひとつひとつのカットに怖いくらいの執念を感じた。

椿子爵の家を覆いつくす陰鬱な影。
不吉な占い、不気味なフルートの音色、奇妙な遺言、そして密室殺人・・・
没落していく貴族階級の陰鬱な感情を
映像で表現しているように思えた。

くらーい映画が好きな人にはお勧めです。
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by beetle-kids76 | 2005-07-21 21:52 | 映画
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