面影草紙



アルジェント監督 「フェノミナ」

ダリオ・アルジェント監督
「フェノミナ」を観る。

虫がたくさん出てくる、ということで敬遠していたが
気分もどんよりしているし
アルジェントにはまっている今のうちに観ておこうとレンタル。

ひとりの少女が、山小屋に迷い込む。
「誰か、いますか」
おそるおそる入っていく少女。
その間、鎖につながれている「何者」かが、少女の気配を感じたのか
つながれている鎖を壊し、少女に近づく。
外に逃げ出す少女。
「何者」かが追う。
鋏で胸を一刺し、少女の顔面がガラスにつっこみ、あげくのはてに滝つぼ落下。
オープニングからアルジェント流の残酷美学を展開。

これから起こる猟奇的な連続殺人の前触れを予感させながら物語は、始まる。

少女ジェニファー(ジェニファー・コネリー)は、寄宿学校にやってくる。この学校では、
以前から殺人事件が起こり、死体は発見されないという。
恐れるジェニファーのまわりで、次々と事件が起こる。
虫(・・・というよりこの映画の場合は蟲)と交信することができるジェニファーは
昆虫学者のマグレガー(ドナルド・プレザンス)の助言もあり、
人間の死体にしか群がらない「墓石の蟲」と交信することによって
犯人の家をつきとめるのだが・・・・

ラスト30分はドキドキしっぱなし。
そして、最後の最後まで息が抜けなかった。
ラストシーンは、衝撃的。
でも、ちょっと嬉しくて、ほろりとさせられた。

とにかく蟲の数がすごい。それだけで拒否してしまう人もいるかもしれないが
決して下品さはない。むしろ、上品さを感じる。
ジェニファーの蟲に対する愛が、ちょっと感動的ですらある。
それよりも感動は、マグレガー博士と助手のチンパンジーの
深い愛で結ばれた絆。
残酷描写プラス蠢く無数の蟲だけの映画ではない。
その根底には、孤独な人間の異種交流譚がしっかりと描かれているのだ。
だから、この映画は美しい。

残酷な殺人と気味の悪い蟲ばかりの画面に閉じ込められて
それでもなお光り輝くジェニファーコネリーは、ただただすごい。
孤独な昆虫博士を演じたドナルド・プレザンス
アルジェント映画の常連ダリル・二コルディ
この二人の演技も、この映画をより一層深みのあるものにしている。


e0021054_17553165.jpg

[PR]
by beetle-kids76 | 2005-10-19 17:56 | 映画
<< ちゃんぽん話 好きになる心 >>


面影@第0試合 あなたの心に逆十字
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
big booty ch..
by counterstr at 01:28
big booty ch..
by counterstr at 01:28
croissants b..
by Spalva-zt at 21:49
grand shor..
by Spalva-nq at 21:46
croissants b..
by Spalva-zt at 21:46
最新のトラックバック
テラびしょびしょw
from お・な・に・ぃ
anime dvd
from anime dvd
joann fabric
from joann fabric
wendy bellis..
from wendy bellissi..
toyota supra..
from toyota supra f..
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧